2012年8月26日日曜日

【ふくふく11・9月のお知らせ】


【ふくふく11・9月のお知らせ】
原発事故後の社会を模索して、毎月11日に開いている勉強会、ふくふく11・9月のお知らせです。
9月11日というと11年前のことを思い起こされる方も多いのではないかと思いますが、1973年、世界で初めて合法的な選挙で選出されたチリの社会主義政権が、軍事クーデタによって覆された日でもあります。
ラテンアメリカのひとびとは、アメリカ合衆国を軸とする軍事力と新自由主義による一極支配に、何度倒されても立ち上がってきました。その粘り強く抵抗しつづける姿で、現代世界のありように疑義をもつ私たちに多くのことを教えてくれます。
9月のふくふくでは、仲間のひとりでもある伊香祝子さん(ラテンアメリカ民衆文化論)に、「チリ・クーデタとビクトル・ハラ」というテーマで話していただきます。
ビクトル・ハラは、東京の反原発デモではおなじみの「平和に生きる権利」の作者で、このクーデタで軍によって殺害されました。
現在世界で盛り上がっている社会運動のイマジネーションの源泉のひとつがラテンアメリカの民衆運動にあることはしばしば指摘されています。日本と世界のひとびとの声の現在と歴史を考えるまたとない機会になると思います。
どうぞお気軽にお越しください。

「チリ・クーデタとビクトル・ハラ」
講師:伊香祝子(ラテンアメリカ民衆文化論)
日時:9月11日(火)18時~
場所:日本基督教会館4階小会議室(最寄:東西線早稲田駅)
参考文献:
『禁じられた歌 ビクトル・ハラはなぜ殺されたか』八木啓代、晶文社
『ビクトル・ハラ 終わりなき歌』ジョーン・ハラ著、矢沢寛訳 新日本出版社
『エル・フォルクローレ』浜田滋郎、晶文社
(お読みにならなくても参加できます。もちろん。)
Youtubeでも、Victor Jaraで検索してみてください。